

刈須磨ジョージです。
「頭皮が透けて見えてきた…」「抜け毛が増えたような…」こんなふうに思うのは、基本的に洗面台かお風呂に入っているときですよね?
とくにドライヤーをしている最中は、いつもより頭に手をやる機会が少ないので、余計に気になってしまうでしょう。たしかに抜け毛の本数を見てしまうと、少しショックも受けるでしょうが、そこまで気にする心配もありません。
ゴソッと束になって抜けると、それは薄毛とかの次元でなく、病院へ行ったほうがいいでしょうね。もちろん数十本いっきに抜けた場合に限ってです。それくらいなら、もしかすると円形脱毛症になっている可能性だって、十分に考えられます。
ところが手グシを何度もして、数本~10本程度なら大丈夫です。それでも抜け毛に対して気になるなら、そのドライヤーの使い方を見直すいい機会でしょう。参考にしてみてくださいね。
薄毛の進行を止めるドライヤーの使い方!
もともとドライヤーというのは、髪の毛を乾かすために使うものです。これをまず頭に入れておいてくださいね。あくまで髪の毛がメインになるので、頭皮関しては後回しに作られています。
つまり正しく使わないと薄毛を進行させてしまう可能性もありますが、逆にいうと頭皮に影響があるなら、先に髪の毛にも影響が出るはずです。
それは髪の毛が頭皮を守ってくれているから。頭の衝撃を守ってくれる役割があるので、頭皮よりも先に焦げるなどの、ダメージを受けるでしょう。それも基準にチェックするといいかもしれません。
不要な水分はタオルでしっかり取り除こう!
まずドライヤーを使う前に、しっかり頭の水分をふき取るようにしましょう。余計な水分があると、ドライヤーで乾かすときに周りに水が飛んで、大変なことになります。
当たり前のことですが、「水分をたくさん残してドライヤーで乾かすといいかも…」なんて、変な意識をしてしまうかもしれませんね。薄毛のことはあまり意識せずに、この段階では普通にタオルで拭きとって大丈夫です。
タオルくらいなら水分をしっかり残してくれるので、抜け毛が増えるなどの心配はありません。
乾燥は天敵!8割くらい頭皮が乾けばOK!
しっかり水分をふき取れたら、ここでドライヤーを登場させましょう。以下のポイントを守って8割くらい頭皮が乾けば十分です。逆に乾かしすぎると、乾燥する原因にもなるので、そのあたりは気を付けておいてくださいね。
- 毛先は二の次でいいので、根元をしっかり乾かす
- たまに冷風にしてあげると、やけどの心配がない
- なるべく頭皮とドライヤーの距離を、20cm以上離すと安心
- ドライヤーを左右に振って乾かすと、意外に熱くならない
- 頭皮に向かって直角に風が当たると、熱く感じるので注意!
これらのポイントをおさえておけば、ドライヤーで抜け毛が増えません。ちなみに注意すべきは温度!熱いと感じたら、髪の毛が焦げていた…なんてことはよくあります。髪の毛は神経が通っていないので、それでも熱いと感じたら、頭皮もやけどしている可能性が高いでしょう。
やけどになった場合、体は傷と判断してそちらを優先して、育毛をしなくなります。つまり薄毛を進行させる原因にもなるので、気を付けてくださいね。逆にドライヤーは髪の毛を乾かすために使うので、頭皮に風を直接あてるのもよくありません。
外出するなら薄毛をボケさせてドライヤーでセット!
ちなみに髪の毛をセットする場合は、ドライヤーの扱いをかえて、乾かしたほうがいいでしょう。根元をしっかり乾かすのは基本ですが、8割になる前に冷風に切りかえて、髪の毛を握りこんでください。そしてそのまま少し後頭部側に引っ張ると、根元がフンワリとするはずです。
髪の毛のキューティクルの特徴を活かした方法で、髪の毛が乾ききってしまうと、この方法はうまくいきません。乾く前にドライヤーでセットをして、形を作るようにしましょうね。
ドライヤーの使い方が問題?抜け毛の本数が多いかも…
最初でも紹介したように、ドライヤーのせいで抜け毛が増えた…と気にする人がいますが、基本的にそれは考えすぎです。これもしっかり頭に入れておいてくださいね。
たしかに本数が多ければ少し気になるでしょうが、ドライヤーが原因で抜け毛が多くなることはありません。多少の差はあるでしょうが、大きな変化がないはずです。それは以下を見ればなんとなくわかるでしょう。
これを基準に考えよう!1日の抜け毛の平均は50本以上!
まず抜け毛とは頭皮から抜け落ちた髪の毛のことですが、これを常に意識して生活している人はまずいません。しかし薄毛の人は、抜け毛が気になって仕方がないでしょう。
手グシをしたら1本…、手グシをしたら今度は2本…、たまに見てみたら3本に…なんて見ていたらキリがありませんよね。
それも一時的なもので、仕事などをしていたら、その都度抜け毛を数えることもないでしょう。そこで抜け毛に関して研究した結果がすでに出ており、健康な人でも抜け毛は平均50本以上もあるようです。
なかには100本以上も抜けている人がいたんだとか…。それを聞いたらびっくりするでしょうが、研究で明らかになっているので、これを基準に考えるとわかりやすいですよね。
たしかにお風呂に入っているときや、ドライヤーのときに抜け毛が見えてしまうと気になるでしょう。しかしそれは1日のうちでわずかな時間。合計してみると意外に少なかったりします。
ドライヤーを使ったから抜け毛が増えたわけでない
上記でいったように抜け毛の平均を見ると、意外に健康そうな人でも抜け毛が多く、それでも薄毛になっていません。それは抜け毛を上回る数の髪の毛が、生えているというのが現状なわけです。
薄毛になってしまった人に関していえば、髪の毛が生えにくくなっているだけでなく、抜け毛も多くなっているかもしれません。しかしそれはドライヤーの影響で抜けたのではなく、1日の生活で合計してみると、それがわずかだった可能性もあるでしょう。
つまりなにが言いたいかというと、ドライヤーで抜け毛の多さを発見する場面が、きわめて多いということです。ただ単に毎日抜け毛が多いのに、たまたま髪の毛を触る機会がドライヤーにはあり、それで抜け毛の多さに気付いたというのを忘れないでくださいね。
抜け毛の本数を数えていたら逆にストレスで薄毛が進行する
たしかに抜け毛の多さにびっくりして、その本数を数えたくなる気持ちもわかります。今までここまで多くなかったのに、何本抜けてしまったのか…。参考にしようと数えたくなるでしょうが、そこは我慢してくださいね。
その数えている最中には気持ちが落ち込んでしまうでしょうから、精神的にストレスがたまってしまいます。そしたら体は緊張状態になってしまい、血流を悪くさせてしまうでしょう。
髪の毛は血液でできているので、その時点で薄毛をますます進行させているわけです。つまりここでの対策は、抜け毛の本数ではなく、ドライヤーの使い方を見直すといいでしょう。
姿勢が悪くなってさらに代謝がダウン!
さらに抜け毛を数えるデメリットは、まだあります。抜け毛は下に落ちているので、それを拾って机の上までもっていく人は、かなり少ないと思います。つまり下にうつむいたまま、抜け毛を数えている可能性が高いでしょう。
その体勢は肩こりの原因にもなり、血流を悪くさせてしまいます。さらに気持ちが落ち込んでいると、その影響はかなりのものです。なるべく抜け毛を数えないように、「また生えてくるさ!」という前向きな気持ちになるのも、薄毛対策にはポイントになります。
まとめ:抜け毛を減らすドライヤーはない!薄毛を止めるには使い方次第!
さまざまな薄毛対策グッズがありますが、ドライヤーに限っては、頭皮の環境をするには使い方のほうが大切ですよ!それは男性の場合はとくに、髪の毛を乾かすのに時間がかからないから。一瞬でドライヤーなんて、使い終わってしまうでしょう。
もちろんドライヤーは使い方を間違えると、その熱でやけどをする可能性がありますが、それさえ気を付けていれば薄毛を進行させる心配はありません。またそれだけ短い時間だからこそ、ドライヤーで抜け毛が増える心配もないでしょう。
ネガティブにならず、しっかり正しいドライヤーの使い方を覚えて、前向きに薄毛対策に挑んでくださいね。
おまけYou Tube動画
ドライヤーを使わない男性って多いみたいですね。ちゃんと乾かして育毛しましょう。
「薄毛予防」の記事を他にも見てみる