

刈須磨ジョージです。
薄毛になると普通より頭皮のことを、気を遣う機会が増えていくでしょう。「薄毛が進行しないやり方はあるのか?」、「むしろ増毛するやり方を知りたい…」など、頭皮にいい方法をたくさん調べている人がたくさんいるはずです。
そこでほとんどの人がたどり着くものが湯シャン。とにかくシャンプーを使わず頭を洗うというシンプルな方法なのに、なぜか薄毛にいいと出回っていますが、これは正しいやり方ができているから!むしろ守っていないと逆効果になってしまいます。
実際に湯シャンをしていたら、頭皮の状態が悪くなった…なんて、悪い口コミも出回っていますが、これはやり方が問題なわけです。そこで薄毛の状態が悪くならないように、正しいやり方をここで学んでおいてくださいね。
湯シャンとはシャンプーを使わない方法のこと!
そもそもこの湯シャンとは、どんなものなのか詳しく知らない…という人は、今のうちに知っておいたほうがいいでしょう。それは薄毛の人にとって、湯シャンは相性がいいからです!
名前の通りお湯を使って髪を洗う方法のことをいうのですが、本当にお湯だけでいいの?と思うでしょう。たしかにずっとお湯だけを使うのではなく、ほとんどの日数をお湯に変えるのが、頭皮の状態をよくするポイント!たまにシャンプーを使ってあげたほうが、いい状態をキープできます。
もともとなぜ湯シャンがおすすめされるようになったのかというと、頭皮が乾燥して荒れる人が増えたから!市販のシャンプーは安いものだと、洗浄力が強すぎて皮脂が残らない状態になってしまうんです。
皮脂は体から出てきた脂のことで、バリア機能を持っています。これがせっかくあるのに、その皮脂=汚いものというイメージができてしまったせいで、毎日シャンプーする人が増えました。だからこそバリアが少なくなって、ちょっとしたことで頭皮に直接ダメージが加わるようになったわけです。
しかしシャンプーを使う頻度を減らせられる湯シャンは、頭皮にバリアが作られるので、荒れる心配もありません。しかしそれにも正しいやり方を守らないと、かえって薄毛を進行させてしまいます。
湯シャンのやり方を徹底解説!どんな方法がいいのか?
上記のように薄毛にはうれしい効果がたくさんある湯シャンを、うまく使いこなすにはやり方を守らないといけません。そのやり方はすごくシンプルな分、間違えてしまうと、すぐ悪影響を与えてしまいますよ!
湯シャンをする前にブラシを使ったほうがいい?
基本的にシャワーを使って汚れを落とすだけなのですが、湯シャンをする前にブラッシングをおすすめしている情報が多くあります。それは表面についたホコリなどの汚れを落とすためなのですが、これはたしかに正しいやり方でしょう。
しかしこのブラッシングを必ずしないといけないかは、頭の状態によって違います。みんながみんな頭にホコリがついているわけでありませんし、むしろ薄毛の人は身だしなみをきれいにしている人が多いでしょう。
ちょっとホコリがついていたら、すぐとっているはずです。つまりブラッシングをするのが、頭に関してはズボラな人!それ以外の常に頭をきれいにしているなら、わざわざブラッシングをしなくてもかまいません。
むしろブラシの硬い部分が、頭皮を傷つけてしまう心配があるので、しないほうがいい場合もあります。頭皮を傷つけたくないなら、無理にブラッシングしなくてもいいでしょう。
ぬるめのシャワーを使って5分ほど汚れを落とす!
湯シャンのメインの作業であるお湯を使って、表面についた汚れを落とす作業です。頭皮を荒れさせないように、水温を低めに設定しておくのがポイント!この温度でも十分に汚れを落とせてしまいます。
もちろんお湯だけでは汚れをいっきに落とせないので、5分ほどの時間は必要です。しっかり洗い流して頭皮をきれいにしてあげましょう。
時間があるならマッサージをしたほうがいい?
5分間もシャワーを使っていたら、時間がもったいない気がしますよね。そこでマッサージをおすすめする情報が多いですが、これもやり方として注意しておいてください。
とくに頭頂部はデリケートな場所。ちょっとした刺激があれば毛細血管を減らしてしまい、筋肉があまりないので再生されるまでに、時間がかかってしまいます。
もともと薄毛をよくするには、この毛細血管をいかに増やせられるか!これが勝負になるでしょう。つまりマッサージをするなら、基本的にサイドの部分!耳の上くらいの高さまでを目安に、マッサージをしてあげるのが1番安心です。
湯シャンをする頻度は人それぞれ!基本は3日に1回くらい
ではこれらのやり方を、どれくらいの頻度で続けていればいいのか?毎日続けたいものですが、じつは皮脂を残すために湯シャンをしているので、なにもしないまま続けていると皮脂がたまりすぎてしまいます。
何事もやりすぎはよくないもので、毛穴をつまらせてしまう可能性もあり、それが続くと脂が酸化して臭いを発生させてしまうでしょう。そもそも薄毛をよく見せるには清潔感がポイントなのに、臭いがキツくなればまわりの目も気になってしまいます。それではストレスがたまってしまい、薄毛が進行して意味がありません。
そこで3日に1回くらいのペースがちょうどいいでしょう。これはあくまで基本となるペースなので、自分の頭皮を確認して決めてください。脂で少しベタつくと感じたなら、シャンプーをして洗い流してしまいましょう。
また使うシャンプーによっても、頻度が大きく変わります。洗浄力が強いものを使っているなら、ペースを多くとって皮脂が残りやすくしてください。3日というのは、洗浄力が弱いアミノ酸系を使った場合に限ります。
湯シャンの気になる疑問!やらないほうがいいことを紹介
普段やっているシャンプーをやめてしまうのは、どこか不安になることも多いでしょう。そこでよく疑問にあがることを、まとめてみました。基本にあるのは、湯シャンの効果を邪魔しないかどうかです。邪魔になるようなことをやめて、シャンプーを使ったときだけにしておきましょう。
湯シャンをしたあとはリンスやトリートメントはしない!
リンスやトリートメントの役割が、どんなものか知らない人が意外に多くいます。どんな役割かというと、これもバリアの機能がメイン!もともと皮脂を残すために湯シャンをしているので、髪の毛にもバリアができている状態になります。
つまりリンスやトリートメントをしてしまうと、むしろベタつきができてしまうので、やめておいたほうがいいでしょう。シャンプーを使ったあとには、リンスやトリートメントをしていいですが、それでも男性の場合はしなくても十分!毛穴につまるリスクを考えると、使わないようにするのが無難です。
害がなさそうな洗い流さないトリートメントも湯シャンに向かない
何度もいっているように湯シャンの役割は、皮脂を残してバリアの役割を高めること。洗い流さないトリートメントも、髪の毛の保湿のためにするヘアケア剤になります。
先ほどのリンスやトリートメント同様に、脂に脂という発想になるので、結局ベタつきの原因となってしまうでしょう。
髪の毛がべたつく程度ならいいのですが、それが頭皮についてしまうのも最悪です。トリートメントと表記されていますが、中には安価なシャンプーと同様に界面活性剤が入っているものもあります。
つまり洗い流さないトリートメントをつけて、頭皮が荒れてしまう可能性もあるので、避けるのが無難です。
ワックスなどの整髪料は湯シャンでは洗い流せられない!
それよりも厄介なのが整髪料!とくにワックスは髪の毛をセットするのに、固める成分がタップリ入っているので、頭皮についてしまったら厄介です。
それは毛穴につまってしまうこと。正しく髪の毛につけてもなかなか落ちないのに、頭皮だとさらに落ちにくくて、薄毛としてはやめておいたほうが無難です。もちろん荒れる原因になる成分もタップリなので、湯シャンをしても落ちずに頭皮にとどまるでしょう。
シャンプーを使わない限り荒れている可能性があり、とにかくワックスは使わないように決めておくといいでしょうね。もちろん整髪料全般に言えることです。
まとめ:正しいやり方で湯シャンをして薄毛に活かすと効果的!
結局のところ湯シャンをしていると、頭皮にバリアを作って荒れにくい頭にでき、薄毛にとって頼もしい方法です。しかしあまりおすすめできない方法をしてしまうと、逆に頭皮の皮脂が悪さをしてしまって、薄毛を進行させてしまいます。
せっかくのいい効果を無駄にしないように、正しいやり方で湯シャンをして、薄毛の部分を荒れささないようにしてくださいね。
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