ミノキシジルの成分がAGA治療で使用されているのは、2種類あります。
どちらも同じ成分ですが、ミノキシジルの使用方法が違うため国の認可に差がでるのです。
「ミノキシジルタブレット」は、国の認可は下りていません。
しかし、医師個人が責任を持つという条件で処方が許されていますから、副作用が起きたときの保障は医師が全責任を負う治療薬といえるのです。
ミノキシジルタブレットの発毛効果について
ミノキシジルタブレットは、外用薬とは違い服用すると発毛を促すスピードがあり90%の確率で発毛力を高めることができます。
ミノキシジルタブレットで毛母細胞を活性化させながら発毛させ、AGA治療薬を服用して還元酵素を抑制しヘアサイクルを回復させていくダブル治療が、2種類の内服薬で行われているAGAの治療法です。
AGA治療薬とミノキシジルタブレットは、互いに影響しない成分で同時に服用することができます
でも、ミノキシジルタブレットだけは、AGA治療薬以外の薬剤を服用する場合、影響力が高く出るので薬品名の成分によっては服用できない治療薬でもありますから注意が必要です。
例えば血圧が正常値であるか・心臓の治療や異常を起こしたことがないか・高血圧の治療を行っていないか・アレルギーを持っていないかなどの注意点があります。
またミノキシジルタブレットは海外では高血圧治療に使用されている治療薬です。
上記の項目で問題がある人は服用させてはいけない成分でもあるためです。
AGAクリニックで心臓に関する問診や血圧を測るのは、そのためです。
ミノキシジルタブレットの特徴
ミノキシジルタブレットにはこのような特徴がみられます
- 血管の拡張作用がある
- 発毛力が早く感じられる
- AGA治療薬と同時に服用できる
- 服用をやめると頭髪の状態が元に戻る
1ヶ月服用している間に発毛を確認できるくらいミノキシジルタブレットは発毛力が高いものですが、服用を止めると作用が一気に薄まり頭髪の状態が服用開始前に近い感じになる可能性があります。
ちなみに、他のサイトに「ミノキシジルタブレットには血流を促進する作用がある」という説明が記載されていることがありますが、これは誤りです。
ミノキシジルには血管の拡張作用がありますが、血流が促進されるわけではありません。
あくまで狭くなっている毛細血管や血管を広げる作用があるものと考えてもらえればと思います。
ミノキシジルタブレットに起こる症状1│初期脱毛
ミノキシジルタブレットを服用してから1週間経過するころには初期脱毛の症状が出ます。
シャンプー中の抜け毛の量が多く感じると思いますが、これも1週間ほどで治まってきます。
初期脱毛でビックリする人は多くいますが、次の毛髪を作る準備に入った知らせが初期脱毛と思ってください。
毛母細胞に刺激を始めたためですから必ず毛髪は生えてきますよ。
ミノキシジルタブレットに起こる症状2|むくみ・動悸
個人差こそありますが、ミノキシジルタブレットの服用を始めてから2ヶ月経過する頃にむくみや軽い動悸が起こる場合があります。
タブレットの使用を中止するとそれらの症状は治まることが多いですが、万が一すぐに解消しない場合は医師に相談しましょう。
現在処方される多くのミノキシジルタブレットの配合量は2.5mgが一般的ですから、むくみや動悸といった副作用が出る可能性は限りなく低いといえます。
また、不安になるほど深刻な副作用は起こっていないのが現状です。
今では考えられない成分量ですが、過去の成分量は10mgや5mgを処方するクリニックがあったのです。
現在でもクリニックによっては稀に5mgを処方される場合があります。
当然副作用も多くむくみ・動悸・貧血・めまい・冷え性・眠気など、様々な症状が現れていたのです。
特に、冬場は気温の差が激しくなるため起こりやすい成分量で危険だったのです。
ミノキシジルタブレットのリスク|配合量5mg以上を長期間服用すると危険?
ミノキシジルタブレットの配合量が多いと副作用の確率は一段と高くなります。
ミノキシジルタブレットの危険性は、成分の配合量を多く長く服用する人です。
ミノキシジルタブレットの拡張作用は動脈だけに作用するので配合量が多くなるほど動脈の拡張は広がり続けます。
一方で静脈の血管には拡張作用がないので、血液の循環が不規則になって乱れていくのです。
この状態になると、動悸などの副作用が大きく現われる場合があり、人によっては危険な状態に陥ります。
まとめ
AGA治療薬やミノキシジルタブレットの副作用の症状は、どのサイトを見てもとても多く書かれてありますよね。
「どの症状が多く起こるのだろうか?」と不安になっていた人もいたでしょう。
でも、実際に起こるのは限られた症状で、今回の説明を読んで不安を取り除く情報となれば、安全にAGA治療薬やミノキシジルタブレットを使用できるでしょう。
ただ担当医の指示をよーく仰いでくださいね!
AGA治療薬の使い分けは、正直いって人気に左右されて処方するだけの医師もいます。
また「最新の治療薬に効果が高いに決まっているだろう」という人もいるでしょう。
でも本来AGA治療薬の使い分けをするのは「還元酵素の型」が頭部のどこの範囲に影響しているのかを確認して効果的に働かせるために使い分けられているのです。
加えて、AGA治療で処方されるミノキシジルタブレットの成分量は2.5mgが一般的になったため配合量が多くならなければ動悸やむくみが出る人は、あまりいないといえるのです。